ピュアサウンドが制作した音楽ループ素材集SoundPooLのご紹介

SoundPool vol.13 ~ 演歌系素材集 ~

SoundPooL Vol.13 は、DTM用音楽素材としては珍しい「演歌」をテーマにした商品です。

明治期に西洋式の音楽が取り入れられ、第二次大戦後にはアメリカを中心とした外国曲いわゆる「洋楽」の影響を大きく受けた日本ですが、外国文化の影響を受ける以前にも、民謡、小唄、謡曲、浪曲、音頭といった日本の大衆音楽なるものは存在していました。これらは日本独特の音階でメロディーが成っており、その伝統的音階に対する愛着は、洋式の伴奏が発達した大正期・昭和期の流行歌にも引き継がれました。

日本的なメロディーが商業音楽へ発展する過程において、作曲家古賀政男の果たした役割は少なくないでしょう。

1960年代、若い世代を中心にロック、フォークを指向する潮流が生まれる一方、「演歌」とよばれるジャンルは依然として日本音階によるメロディーを守り、コブシ、ウナリなどクセの強い歌い方を維持し続け、それを比較的高年齢の層が支持するという構造が生まれました。日本の大衆音楽が大きく二分化した時期といえます。

SoundPooL13
SoundPooL13

1970年代以降の安定経済成長期にはレコード産業も順調な発展を遂げ、ぴんからトリオ「女のみち」、殿さまキングス「なみだの操」などのミリオンヒットも多出するようになり、レコード大賞などの歌謡番組も好調で、「演歌」はここに隆盛をきわめます。

今でも人気のある五木ひろしさん、都はるみさん、八代亜紀さん、森昌子さん、石川さゆりさんなどのベテラン歌手は、この演歌黄金期に登場し知名度を高めてゆきました。

しかしその後、ポップス勢の台頭、メディアの変革、支持層の高齢化、バブル経済崩壊後の不況など様々な要因から「演歌」が衰退に向かい現在の低迷に至っていることは寂しいかぎりです。

SoundPooL Vol.13 では、「演歌」がもっとも輝いていた1970年代後半ごろの特徴をイメージした2曲、さらに坂本冬美さんに見られるような「ネオ演歌」という試みがなされた頃のイメージで1曲を制作し、部品化しました。

(禎 清宏)

収録デモソング曲名をクリックすると試聴できます

急行きたぐに 作詞  鯨田ミドリ 作曲  駒形めぐみ 歌  千穂
渡り鴎 作詞  鯨田ミドリ 作曲  駒形めぐみ 歌  千穂
十五夜月見酒 作詞  総裁 作曲  駒形めぐみ 歌  杏ノ助

収録されている音楽素材

SoundPooL Vol.13    ~ 演歌系素材集♪ ~
  BPM Asian Bass Brass Chorus Drums Efx Glocken Guitar Harp Key
Board
Percussion Strings Synth Timpani Vocal Wood
Wind
ファイル数 キー
(ルート)
コード
enka01 80 - 154 - 28 19 - 28 224 - 434 - 490 - - 5 84 1466 Am Am-Bm-C-Dm-E-F-G
enka02 80 - 196 - - 16 - 56 238 - 427 11 385 - - 5 56 1390 G#m G#m-A#m-B-C#m-D#-E-F#
enka03 130 238 175 238 - 21 1 - 42 42 175 27 371 63 49 10 63 1515 Am Am-Bm-C-Dm-E-F-G
合計ファイル数   238 525 238 28 56 1 84 504 42 1036 38 1246 63 49 20 203 4371    
<形式/品質>・Hi-Fi Sound:Wave形式(16-bit/44.1KHz/Stereo)<収録データ容量>2.55GB ※収録音源はアシッダイズされておりません。
<収録サンプル曲> 【急行きたぐに】
作詞:鯨田ミドリ  作曲:駒形めぐみ  歌:千穂
【渡り鴎】
作詞:鯨田ミドリ  作曲:駒形めぐみ  歌:千穂
【十五夜月見酒】
作詞:総裁  作曲:駒形めぐみ  歌:杏ノ助

各パッケージの紹介へ

注1)MusicMakerは、Magix computer products international 社の登録商標です。

注2)SoundPooLは、Magix computer products international 社の登録商標です。