多様化するデジタルサウンドフィールドにおいて、コンシューマーゲーム、スマートフォン、ソーシャルアプリの音楽制作・効果音制作に強みを発揮するピュアサウンド。ゲームソフト以外にも業務用BGM制作、カラオケ、CMソングなど広くエンターテインメント分野の音響・音楽制作を手掛けております。
 

サウンド・インテグレーターとしての役割

総合的なサウンドデザイン&コンサルティング

 当社は、単に音楽と効果音を創作するだけではなく、長年のゲームサウンド制作で経験を積んだサウンドクリエーターとサウンドエンジニアがお客様のご要望を十分に承った上で、ゲーム全体にわたるサウンドコンセプト策定からサウンドシステムの設計、そして再生方法などの技術的課題の解決に至るまで総合的に提案・助言いたします。

ピュアサウンドはゲーム産業におけるサウンド・インテグレーターとしての使命を果たすべく日々技術の向上に努めております。

クロスプラットフォームにおけるサウンド実装

 Unity、UnrealEngineによるサウンドデータ統合・制御は、おまかせください。
 クロスプラットフォーム主流の昨今、Unity・UnrealEngine上でC#、C++スクリプトも書けるサウンドエンジニアが、求められるサウンド制御に必要なコンポーネントを作成します。
さらに、作品内の全サウンドリソースを統合、一括管理し、メインプログラマーの負担を軽減すべく的確かつ柔軟にサポート。

サウンドミドルウエアによるオーサリング

 また、CRI社またはAudiokinetic社(※注)のミドルウェアの取り扱い経験も豊富。
Atom CraftまたはWwiseなどのオーサリングツールで全サウンドリソースを統合、一括管理します。

AfterEffectsや、2Dアニメーション作成ツールSpineへのオーディオイベント埋め込みも承ります。

※注:2020年11月現在 Wwise101認定 取得社員2名

サウンドの動的制御

ゲームというインタラクティブ性のあるメディアではユーザーの操作によって刻々と状況が変化するものであり、その変化に伴って音楽・効果音を動的に制御することも有効な演出です。

 

ゲーム音楽(BGM・シングル)の作曲・編曲

ゲームを知り尽くした者こそが描ける新しさ



ピュアサウンドが長年培ってきたゲームという文脈の中での音楽表現力!

ゲームソフトには、映画やアニメと違い、プレイヤーの操作による自由度(インタラクティブ性・不確定性)や、ゲーム文化が発展する過程で慣用的に生まれたいわゆるお約束というものがあります。

これらゲームの世界独特の微妙なニュアンスを知る者こそが表現できるゲームシーンとのマッチング、動きとのシンクロナイズ。  そして相乗効果。  またそれを逆手に取った意外性の演出などなど・・・
真にゲームを理解し、真にゲームを愛する作曲職人が皆様のご依頼をお待ちしております。


作曲担当紹介



中村京子(Kyoko Nakamura) Kyopi

福岡県出身
福岡女子短期大学音楽科作曲専攻 卒業

代表作:
 GB『ゼルダの伝説 ふしぎの木の実』
 DS『スーパーカセキホリダー』
 Switch『WORTH LIFE』
 Switch『MAGLAM LORD』
 iOS/Android『ファンタジア・リビルド』
 iOS/Android『アートコードサマナー』
 iOS/Android『テリトリーモンスターズ』
 iOS/Android『みんゴル』
 iOS/Android『ダービースタリオン マスターズ』
 iOS/Android『タワー オブ プリンセス』
 『サモンナイト』シリーズ ほか




中嶋師音(Shion Nakashima)

福岡県出身
東京芸術大学 音楽学部作曲科 卒業

代表作:
 『リアセカイ RearSekai』
 『ダービースタリオンswitch』ファンファーレ音源制作 ほか

 

ゲーム効果音(SE Sound-Effects)の作成

リアリティーを支える実録主義!



近年、コンシューマーゲーム機(家庭用ゲーム機・携帯型ゲーム機)やスマートフォンのサウンド再生能力の向上はめざましく、リアル系効果音についても映画と同等のリアリティーが要求されます。

リアル系効果音を作成する上で最も重要な要素として材質感が挙げられます。その材質が持つ固有の周波数特性を再現するには、やはり実物を収録するのが一番。

私どもは、材質のリアリティ追及のために、ある時はマイクを持って野外へ出かけ、ある時は材料を抱えて無響室にこもります。

業界で使い古された効果音CDにはないオリジナリティーを追求するとともに、説得力のある音を提供できるよう努めて参ります。


即戦力を支える材質別効果音データーベース

前述のように奔走の末、収音した素材は私どもの貴重な資産(asset)。

これら膨大な素材資産は、当社独自の分類手法によりデータベースに蓄積され、要求される材質や発音要因から速やかに検索・取得しうるシステムを開発。

大量の効果音を必要とする大型タイトルにも対応しうる開発体制を整えております。



音響学に基づく立体音響演出

近年のゲームエンジンでは簡易な手続きで3Dサウンドが表現できるようになりました。

現実世界においては、最終的に耳に到達する信号は、方向、距離、場の反射(吸音)特性と残響特性、発音体の運動等によって刻々と変化します。ゲーム内において現実感をより一層高めるには、かかる原理に基づいたサウンドシステム構築が必要だと考えます。

当社では、お客様が目指す”迫力ある空間演出”に貢献するべく立体音響に関する音響学の研究に取り組んでおります。



遊び心あふれるデフォルメ効果音



抽象的なイメージを表現する音楽的SEや、現実感よりもユニークさを強調するデフォルメ効果音も当社サウンドチームの得意とするところです。

人間の喜怒哀楽や緊張感、さらにもっと細分化された微妙な感情の機微と関連づけられる瞬発的な情動表現手段として、また、様々に展開されてゆくゲームの状態(コンディション・ステイタス)を告知する識別子としての効果音を、高品質かつ遊び心あふれる職人技でご提供いたします。

 

ゲームサウンド制作はピュアサウンドの原点

ファミコンサウンド開発がルーツ

ピュアサウンドは、スーパーファミコン全盛期であった平成5年、ゲームサウンド受託制作専門の音響制作会社として設立されました。

以来、現在に至るまで100タイトル以上のゲームソフトのサウンド制作を請負わせていただき、無数のBGMやSEを産み出してまいりました。

まさにゲームサウンド制作は、ピュアサウンドの創作活動の原点なのです。

ピュアサウンドが基軸とする「限られたボイス数、限られたメモリ容量に負けず最高の音を追及する」という制作ポリシーの発露はさらに歴史が古く、当社代表が大手ゲームメーカーの音響開発課に勤務していた時代(昭和61~63年頃)に携わった「ファミリーコンピュータ(ファミコン)」のサウンド制作にまで遡ります。



ゲーム機の進化とともに

スーパーファミコン時代には、独自のサウンドドライバーを開発。サウンドドライバーとサウンドデータとを1個のバイナリファイルにパッケージ化するとともに、インターフェイスとしてのサービス関数を用意。サウンド実装手続をシンプルにすることにより、開発会社様(メインプログラマー様)の作業負担を極力軽減することに成功し、このサービスは各方面よりご好評をいただきました。

その後コンシューマーゲーム機は、プレイステーション、セガサターン、ドリームキャスト、ニンテンドウ64、そしてプレイステーション2とWiiが登場。

携帯ゲーム機では、ゲームボーイ、ゲームボーイカラー、ゲームボーイアドバンス、ニンテンドーDS、PSPが続々と現れ、当社も各時代を代表するゲーム機のサウンド制作に携わってまいりました。

ゲーム機が時代とともに進化してゆく中、ピュアサウンドが一貫して持ち続けているものが ネイティブ・オプティマイズ(Native-Optimiz)の精神です。

つまりこれは当然の事ですが、イメージディスカッションの過程で作られるサンプルデモや、開発の過程で中間生成されるMIDIファイルの品質がいくら良くても、最終的にゲーム機から出てくる音の品質が良くなければ意味がないという考え方です。

ターゲットとする音源の固有のクセを体得し、サウンドデータを最適化してゆくためには、単にクリエイティブな側面で秀でるだけでは足りず、科学技術的視点も併せ持つことを要すると考えます。

ピュアサウンドは、これからもクリエイティブと科学技術の両要素を重視し、各ゲーム機に最適なサウンドを提供してまいりたいと願います。

 

こちらサウンド制作室

サウンド制作室へようこそ!



サウンド制作室は、ピュアサウンドの中核を成す「音の職人」集団です。
ゲームソフトの音楽・効果音(SE)はもちろんのこと、パチンコ・パチスロ、着メロ・着うた、携帯アプリ、CM音楽、カラオケ、映画、電子玩具、電子書籍、学習教材、PCアプリケーション、テレビ・ラジオ番組、社歌・校歌、福祉機器、デジカメシャッター音、時計チャイム音などなど、音を必要とする 場所 すべて私どものアクティビティエリアです。

困難さにこそ燃える職人集団

お仕事の内容によっては、メモリ容量の制限、同時発音数の制限、音色数の制限、再生スペックの制限、そして作業期間の制限など、様々な困難と向き合わねばならない場合も多いことでしょう。
私どもサウンド制作室には、このような困難さの中にこそ可能性を見出すチャレンジャーが集まっております。音に関することなら、どのようなことでもお気軽にご相談ください。

 

ピュアサウンド録音スタジオ

リーズナブルなレコーディングサービス



2010年春、当社1階の一部を録音スタジオに改装しました。ボーカル収録、セリフ・ナレーションの収録に最適な録音ブースですが、ヴァイオリンやアコースティックギターなどのソロ演奏の収録のほか、録音でしか得られない効果音素材の収録にも多大な力を発揮しております。

当社所有のスタジオですから、たいへんリーズナブルな価格でナレーションやセリフの音声データを提供することが可能です。

声優さんのセリフ・ナレーションを必要とするゲームソフトやパチンコ・パチスロのサウンド制作はぜひピュアサウンドへおまかせください。

今こそ「生」のテイストを!

ネットや音響の関連技術が高度に発達した現在、電子楽器、サンプラー、楽器音素材集などに収録された音色はかなりリアルになってきました。

誰でもがリアルな音色を簡易に入手できる時代。 便利さゆえに音が画一的になることを危惧します。

こういう時代だからこそ、その作品にしかない音質・音色そして奏法(表情)、つまり質感の独自性が求められているとピュアサウンドは考えます。

一球入魂ならぬ一音入魂。 ピュアサウンドは「生」の持つ新鮮味を最大限に生かしてサウンド制作にあたりたいと考えております。



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